2015年6月1日月曜日

SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT

みなさん、イランカラテー!

アイヌ・先住民族電影社は 新プロジェクトを始動いたします…!!

その名も…
SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT

 私たち電影社は、アイヌを含めた先住民族の歴史や文化、それだけでなく現在抱えている問題と 社会における先住民族概念への理解を促進し、誰もが生きやすい社会づくりに貢献することをモットーに活動してきました。

私たちのこれまでの映画ミーティングや映画祭、ブログでの広報活動で…
「華道や茶道、伝統文化を継承する人だけが日本人」ではないのと同様に「アイヌ文化を継承していないとアイヌじゃない、という考えを払拭していこう!」と発信してきたと思います。

その一環として 新しく始動する SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT は、私たちの活動に共感し…「もしかしたら自分もアイヌの系譜を持っているかもしれない!自分のルーツも探ってみたい!」と声をあげたくれた北海道出身の方と一緒に、ルーツを探すプロジェクトです!

今日はその第一号に名乗りを上げてくれた 藤島 藤子さん(仮名・23歳)にお話を伺おうと思います。
 
イメージ図

chisato (以下、C) : では藤子さん、今回 自分のルーツを探ってみたいと思ったきっかけを教えていただけますか?

藤子 (以下、F) : きっかけは、chisatoさんとアイヌについて話していたとき、自分がアイヌかもしれないという可能性を感じ、それを調べることは案外簡単な方法で出来ると気付いたことです。

C : アイヌかもしれない… それを調べるのって、和人にとって怖くはないんですか?

F : 自分が和人(アイヌと比較したときのアイヌ以外の日本人の呼称)だ、と思って生きてきたわけではないんですけど・・・ このプロジェクトの結果、私がアイヌの血を引いていたとしても、それが原因で生きにくくなる不安などはありません。むしろ、自分がアイヌの血を引いているとなれば俄然興味を持って知りたくなると思います。

C : ほ~う 時代は変わっているんですね〜。 藤子さんのように「自分もアイヌかも?!」と思って、戸籍を調べにいって初めて 民族 について意識する、という人がでてくれば私は嬉しいです。
  藤子さん、もし一緒に戸籍を調べた結果アイヌの系譜を持っていたら 自分はアイヌだと思うと思いますか?

F : う~ん 難しいですね。うーん、たとえばもし祖父がアイヌだったとして、自分を「クォーター」だと意識することはあっても「アイヌ」とは思わないと思いますね。

C : クォーターというのは、言い方がよくわからないけど「状態」のことですよね?
たとえば、イギリス人と日本人が結婚して、その間に子供が生まれたとしたら、その子は「ハーフ」とか「ミックス」「ダブル」って言われると思うんですけど…
私の質問は じゃあその子は「イギリス人」なの?それとも「日本人」なの?というのと同じで
もし藤子さんにアイヌの血が流れているとしたら、あなたは「アイヌ」に帰属意識をもちますか それとも「和人」に帰属意識を持ちますか、という質問でした。

 もちろん、戸籍を調べに行って、その時はじめてアイヌの系譜を持っていることに気付いた人にすぐ、「アイヌ」にシンパシーを感じて!というのは一般的に無茶な話だと思っています。
 藤子さんだけでなく、多くの人はそれほどアイヌのことやこの島の歴史について知らないと思いますし、自分に関わりの深い話題だと思っている方は少ないんじゃないですかね?
 そしていま「自分はアイヌだ」と声を上げても、差別されたり、ちょっとめんどくさい子だなと思われたりと(笑)、メリットもありません…

F : うーん 今、なにか自分の身分証とかで「アイヌ」ということを証明する機会はあるんですか?

C : 戸籍とかでってことですか?一切ないですね。だからアイヌの系譜を持っていても、気にしないで、関係なく生きている人がたくさんいると思います。

 でも、忘れないでほしいのは「アイヌの子孫がアイヌだと言わなくことこそが、アイヌの同化政策の真の目的であり、そして同化政策の成功は 政府が 過去の侵略や略奪の負の歴史 から逃れることのできる唯一の手段である」ということです。…ちょっと難しいですかね。

 だからもしアイヌの系譜を持っていたら、find out what your rights are (自分の権利を知ろう)。これにつきますね。(国連人権理事会のHPに書いてあるうたい文句です(笑))
 藤子さんがアイヌであっても、アイヌでなくても 今後また先住民族の権利について、先住民族が住むこの北海道をどういう社会にしていくのがいいか一緒にコーヒーでも飲みながらお話ししましょう。

F : ほほほ そうですね、楽しみになってきました♪♪♪


今月末に第一弾のご報告が出来ればと思っていますよ^^♡
このプロジェクト、結構キテる 新しい流れを生み出す予感…!こんな わくわく 映画祭以来ですよ!楽しみですね!万事うまくいくことを願っています。

それでは スイ ウヌカアンロー!♡

1 件のコメント:

  1. 面白い!!FBでシェアーさせて頂きます。日本国民=日本人という常識に疑問するようになるのはとてもいいと思います。どんな背景があって、こんな当たり前の生活ができるのか?なぜ違和感を感じていないのか?本当に無関係なのか?答えがすぐに出なくてもいいから、質問から最初の一歩を踏み出しましょう。

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