2015年6月26日金曜日

100回目の投稿

ご報告

みなさん、イランカラテー

おとといの夜、NHK・総合で放送された「歴史秘話ヒストリア第222回 北の大地に夢を追え」ごらんになりましたか〜? 実は電影社の スケジュール でもこっそり告知していたのですよっ

この番組は 北海道の名付け親 松浦武四郎 の特集でした!
武四郎は 13年間も蝦夷地を散策しただけでなく、アイヌひとりひとりの名前も記録しており わたしの先祖の名前もちゃんと記録されているのですよ!^^素晴らしい〜 自慢です(笑)

また今日は 18:45から自由学校「遊」で 川上容子さん ロスリンさんに「アイヌ文化」、「先住民族と文化」の講演がありますよ!
ふるえるデモの盛会を祈念しつつ… 関心のある方はこちらにもぜひご参加ください^^
講演ももちろんですが 川上さんによるユカラ… 私自身、とっても楽しみで〜す!

そして 今日は 電影社が北海道庁に提出したパブリックコメント を報告するためブログを更新しています。
告知するのを怠っていたのですがが… 北海道庁 アイヌ施策推進室が「アイヌの人たちの生活向上に関する推進方策(第3次)(素案)」に関して一ヶ月間、意見公募を行っていました。

電影社も未熟ではありますが アイヌ民族全体のために 権利回復運動を展開することが大切だと感じ、パブコメを提出しました。


P.1 24行目「生活保護率や大学進学率などにおいていまだに格差がみられることに鑑み、平成28年度以降も引き続き…」とあるが、アイヌ生活向上関連施策は「アイヌが先住民族であること」を第一の理由に推進され、継続されるべきである。
P.4 (1)教育の充実について


北海道庁は、初等教育は幼児教育を含むものとの前提で、民族教育」と「義務教育」の2本を柱に全道各地のアイヌ協会が主体性をもってログラムを打ち出せるよう支援すべき。またアイヌ子弟だけでなく、全道の小・中・高等学校において適切な北海道史の指導が受けられるがよう、教職員や行政職員への研修も充実すべき。

加えて道内大学に対する推薦入学枠の設置は、かかる個人認定はアイヌ協会と連携し行い、文学部以外の学部・学科にもアイヌ子弟を入学させるべき。

P.5 (2)雇用の安定について


就職支援としての職業訓練だけでなくアイヌ雇用主への助成も創出すべき。経営相談員のさらなる有効活用を望む。


P.6  (3)産業の振興について


道央圏に常設展示場と販売機能を持たせた施設整備が必要。またアイヌ伝統的文様の知的財産権管理や認証制度の確立をアイヌ協会との協動によって達成すべき。このことが雇用の安定にもつながる。


パブコメがどのくらい意味のあることかは分かりませんが 一歩ずつ いつかこれらが達成され わたしの目標に近づくように…
ただ できあがった制度の上で、その制度がどのように作られたのかも理解せず その上にあぐらをかくような人間にはなりたくないですしね(-∀- )

今日はこれだけです〜 また今日 明日の講演の様子等お話ししようと思っていますよ!

それでは〜ピリカノ パエヤン!
(昨日のNHKで言っていたので さっそくつかってみました♡笑)

2015年6月20日土曜日

北海道博物館:テーマ2

みなさん、イランカラテ ー!ロスリンです。

実は先々週北海道博物館(旧北海道開拓記念館)に行きました。あまりにも忙しくて、報告が遅れてすみません。

自分の研究発表のおかげで、博物館の学芸員、甲地さんに知り合ったので、今年リニューアルした博物館に見学しに行きました。甲地さんはアイヌの無形文化、主にウポポの研究者で、とても優しく案内して頂きました。途中、アイヌ 口承文芸(特にウエペケレ)の学芸員、大谷さんも参加して、2人もテーマ2の「アイヌ文化の世界」についていろいろ説明して頂きました


ちょっと背景として、アイヌ民具や歴史に関する展示に対する議論を説明させて頂きます。

アイヌの歴史、生活、文化に関する展示は昔のままの姿を表し、近現代または現代のアイヌ民族に関する展示が少ないため、今はもうアイヌがいない、或はアイヌはまだチセの中に暮らし、狩人の生活を送っている誤解を起こりうることがあります(1の文献を参照)。

もうちょっと1990年代に遡りますと大阪民博のアイヌ展示に関する論争がありました。それはネイセンというカナダの学者が民博にあるアイヌ展示に関する批判と民博学芸員の大塚と清水の反論です。
簡単にまとめますと、アイヌの伝統的文化ばかりに注目し人権問題や現在の事象に触られていないというネイセンの批判に対して、アイヌ民族との共同作業または賛同を得てできた展示という民博の学芸員の反論でした。

話は長くてややこしくなりますが、要するに博物館という物の特徴は、学芸員という展示を作る人、先住民など展示される人、と来館者という展示を見る人です。
いくら作る側と見られる側が共同作業していても、来館者の解釈を何処までコントロールできるかは問題ですし、自由の解釈と積極的な学習は現在博物館の傾向です。

ここで来館者として「テーマ2:アイヌ文化の世界」に対する感想を述べたいと思います。もちろん、甲地さんと大谷さんもつき合ってくれたから、普通の来館者より一層の楽しさと理解ができたということをご了承ください。

一番印象深くて、面白い展示は五世代の仮想の物語です。主人公、小学生4年生の「ぼく」は去年学校で「自分の家族の歴史を調べましょう」という宿題が出て、九州生まれのお父さんの方を調べたがアイヌのお母さんを調べなかったことに気になってお母さんの方の家族歴史について聞き始めました。ここでちょっと引っかかったのがなぜお父さんの方を選んだか、そして結果として自分がアイヌの血を引き継がれたことは家族以外の者に知られていないじゃないかということです。それはなぜという質問を考える人がいるかどうか分かりませんけど。

この展示はぼくの家族の歴史を通して、本当の出来事や人物の話しを織り込まれ、すごい身近い感じをさせます。物語はぼくのお婆ちゃんのひいお爺さんとひいお婆さんからはじまり、伝染病、サケ狩りの禁止、一つの家族の歴史を通して、アイヌ民族に遭った差別や文化振興と権利主張の努力を描かれています。


甲地さんによりますと、小学4年生の学校遠足でよく訪れるから、物語の主人公も小学4年生にしたらしい。そして、会話ボックスに赤くした字は注目して欲しいところです。



ぼくのお母さんの話しの中に新札幌駅の写真があって、お母さんは仕事していた時の中の一つの思い出です。地下鉄を使った来館者は必ずここを通すので、この話しの人物は自分の周りにいるかもしれないというメッセージを伝えたいらしいです(大谷さんの説明)。

テーマ2は「現在を知る」というぼくの物語以外、「伝統を学ぶ」「言葉を聞く」「歩みをたどる」というセクションがあって、全体的な印象では、歴史と文化を教えながら、現在の儀式の姿、または無形文化に活躍している方々などが描かれていて、博物館におけるアイヌの表象に対する問題を対応しようとしている努力は明らかに見えます。

「言葉を聞く」には豊富な動画があって、私は結局何時間もそこにいました。ということで、テーマ2しか紹介できないけど、皆さん、お時間があったら是非行ってみてください。

ちなみに留学生は無料です!^_^

1)本多・葉月「アイヌ民族の表象に関する考察ー博物館展示を事例に」放送大学研究年報 第24号(2006)pp.57-68
佐々木 「博物館民俗学とアイヌ民族文化展示の評価に関する考え方」東北アジア研究 第4号 (2000)pp. 65-80

アップデート:大谷さんのお名前を間違ったことをお詫びします。

大阪デビュー

第1回 人種差別撤廃条約 日本加入20周年連続セミナー 


みなさん、イランカラテー!

実は 来週6月27日(土)に人種差別撤廃NGOネットワークさんが主催して開かれるイベントにゲストスピーカーとして参加することになりました!
ついにわたくしも道外デビューです。

この一連のセミナーは 日本の 人種差別撤廃条約加入20年目 を記念して行われ、改めて本条約が国内の人種差別撤廃に与えた影響、そしてその問題について考えることを目的としています。

私が参加するイベントのテーマは「時代を担う若者、先住民族の権利を語る -アイヌ民族、琉球・沖縄の立場から」ということで 琉球からは 大城尚子さん(沖縄国際大学 非常勤講師)、大和/和人からは 永井文也さん(市民外交センター、京都大学大学院)、アイヌからは私が… いやぁ 過分の大役ですが精いっぱい勉強してこようという気持ちで臨ませていただきます。武者修行です!(笑)

討論では上記の3人で 日本における 沖縄や北海道の社会的位置、国際的潮流から読み解く 先住民族の権利、その国内実施について討論する予定です。


詳しくは ここ から!

 たいへん有意義なイベントになる予感!ただ見る側だったら「へ〜 勉強になりそうなイベントだな」と気楽に思うんですがね…
ほかの優秀なお二人に負けないよう、またさらに一日でも一時間でも勉強して頑張ってきたいと思います!

ぜひ関西圏にお住いの方は(このブログは関西圏でも閲覧されているのでしょうか(笑))、お話を聞きにきてくださいね^^

お申し込みは ヒューライツ大阪 まで 06-6543-7003 webmail@hurights.or.jp 

ではでは スイ ウヌカアンロー!


2015年6月15日月曜日

自由学校「遊」

アイヌ協会って?

みなさん、イランカラテー!
今日は先月、5月29日に行われた 自由学校「遊」での アイヌ入門講座 第一講目の概要を少しだけお話ししようと思います!

札幌アイヌ協会からは 教育相談員の光野智子さん、北海道アイヌ協会からは 副理事長の阿部ユポさんをお呼びしました。[*直前に登壇者の変更をしてしまい参加者の方そして主催者の方々にご迷惑おかけしましたこと、お詫び申し上げます*]


光野さんは 札幌アイヌ協会の組織概要、活動を写真付きで紹介してくれました!光野さんのお話はとても新鮮でした〜!参加者の皆さんも札幌アイヌ協会に興味を持ってくれた様子でとても達成感がありました♪

阿部さんはには 北海道の歴史 と 北海道アイヌ協会の歴代機関紙 蝦夷の光・北の光・先駆者の集い から読み取れる、協会の運動の展開を説明していただきました。や〜、副理事の話はいつ聞いても迫力があって… とても勉強になりました!

参加者からの質問もいろいろ出てきて面白かったです。基本的だけどなかなか知らない、とても重要なものばかりでした!たとえば…
・札幌アイヌ協会と北海道アイヌ協会の違いって?   。
アイヌ文化振興・研究推進機構(アイヌ文化財団)とアイヌ協会の違いは?
アイヌ協会とアイヌ文化財団はまっったく別の目的を持った組織なんですが、なるほどこういう疑問ももちろんあるだろうなと気付かされました。
今度「象徴空間」についてのブログ記事を出そうと思っているので、そのときにお話ししましょうね♪

今月のアイヌ入門講座は 6月26日18:30〜!自由学校「遊」さんの申込みフォームは こちら
川上容子さんと電影社メンバーからロスリンさんをお呼びして「先住民族と文化」「アイヌ文化」について話していただこうと思っています♪

わたしはアイヌ伝統文化をすこ~し勉強中なので私自身すごく楽しみにしています!
多くの人にぜひ来ていただきたいです^^お時間ある方はぜひ遊びにきてください!

2015年6月6日土曜日

AIPFF映画ミーティング告知

第9回 映画ミーティング告知


みなさん、イランカラテー!

2日後にせまった映画ミーティングでの上映作品が決まりましたので、改めて告知したいと思います!^^

日時 6月8日(月) 18:00〜20:00
場所 W305教室(北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 (W棟))
映画 ククーシュカ ラップランドの妖精


この作品は ウラさん が選んでくれました〜!
人気抜群のロシア人監督 アレクサンドル・ロゴシュキン が描くサーミの女性とロシアの男性、フィンランドの男性をめぐる痛快人間ドラマ. 
素敵〜♡おもしろそうですよね〜!

みなさんとおもしろい議論ができるのを楽しみにしています〜♪♪飛び込みでかまいません!W305教室に18時、待ち合わせですよ!

おやつは ポップコーン が大量にありますので今回は持ち込みは必要ありません!
みなさんで一緒にポップコーンをたべながら この映画を見てはなしに花をさかせましょ〜♡

では 月曜日!スイ ウヌカアンロー

2015年6月1日月曜日

SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT

みなさん、イランカラテー!

アイヌ・先住民族電影社は 新プロジェクトを始動いたします…!!

その名も…
SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT

 私たち電影社は、アイヌを含めた先住民族の歴史や文化、それだけでなく現在抱えている問題と 社会における先住民族概念への理解を促進し、誰もが生きやすい社会づくりに貢献することをモットーに活動してきました。

私たちのこれまでの映画ミーティングや映画祭、ブログでの広報活動で…
「華道や茶道、伝統文化を継承する人だけが日本人」ではないのと同様に「アイヌ文化を継承していないとアイヌじゃない、という考えを払拭していこう!」と発信してきたと思います。

その一環として 新しく始動する SEARCH FOR YOUR ROOTS PROJECT は、私たちの活動に共感し…「もしかしたら自分もアイヌの系譜を持っているかもしれない!自分のルーツも探ってみたい!」と声をあげたくれた北海道出身の方と一緒に、ルーツを探すプロジェクトです!

今日はその第一号に名乗りを上げてくれた 藤島 藤子さん(仮名・23歳)にお話を伺おうと思います。
 
イメージ図

chisato (以下、C) : では藤子さん、今回 自分のルーツを探ってみたいと思ったきっかけを教えていただけますか?

藤子 (以下、F) : きっかけは、chisatoさんとアイヌについて話していたとき、自分がアイヌかもしれないという可能性を感じ、それを調べることは案外簡単な方法で出来ると気付いたことです。

C : アイヌかもしれない… それを調べるのって、和人にとって怖くはないんですか?

F : 自分が和人(アイヌと比較したときのアイヌ以外の日本人の呼称)だ、と思って生きてきたわけではないんですけど・・・ このプロジェクトの結果、私がアイヌの血を引いていたとしても、それが原因で生きにくくなる不安などはありません。むしろ、自分がアイヌの血を引いているとなれば俄然興味を持って知りたくなると思います。

C : ほ~う 時代は変わっているんですね〜。 藤子さんのように「自分もアイヌかも?!」と思って、戸籍を調べにいって初めて 民族 について意識する、という人がでてくれば私は嬉しいです。
  藤子さん、もし一緒に戸籍を調べた結果アイヌの系譜を持っていたら 自分はアイヌだと思うと思いますか?

F : う~ん 難しいですね。うーん、たとえばもし祖父がアイヌだったとして、自分を「クォーター」だと意識することはあっても「アイヌ」とは思わないと思いますね。

C : クォーターというのは、言い方がよくわからないけど「状態」のことですよね?
たとえば、イギリス人と日本人が結婚して、その間に子供が生まれたとしたら、その子は「ハーフ」とか「ミックス」「ダブル」って言われると思うんですけど…
私の質問は じゃあその子は「イギリス人」なの?それとも「日本人」なの?というのと同じで
もし藤子さんにアイヌの血が流れているとしたら、あなたは「アイヌ」に帰属意識をもちますか それとも「和人」に帰属意識を持ちますか、という質問でした。

 もちろん、戸籍を調べに行って、その時はじめてアイヌの系譜を持っていることに気付いた人にすぐ、「アイヌ」にシンパシーを感じて!というのは一般的に無茶な話だと思っています。
 藤子さんだけでなく、多くの人はそれほどアイヌのことやこの島の歴史について知らないと思いますし、自分に関わりの深い話題だと思っている方は少ないんじゃないですかね?
 そしていま「自分はアイヌだ」と声を上げても、差別されたり、ちょっとめんどくさい子だなと思われたりと(笑)、メリットもありません…

F : うーん 今、なにか自分の身分証とかで「アイヌ」ということを証明する機会はあるんですか?

C : 戸籍とかでってことですか?一切ないですね。だからアイヌの系譜を持っていても、気にしないで、関係なく生きている人がたくさんいると思います。

 でも、忘れないでほしいのは「アイヌの子孫がアイヌだと言わなくことこそが、アイヌの同化政策の真の目的であり、そして同化政策の成功は 政府が 過去の侵略や略奪の負の歴史 から逃れることのできる唯一の手段である」ということです。…ちょっと難しいですかね。

 だからもしアイヌの系譜を持っていたら、find out what your rights are (自分の権利を知ろう)。これにつきますね。(国連人権理事会のHPに書いてあるうたい文句です(笑))
 藤子さんがアイヌであっても、アイヌでなくても 今後また先住民族の権利について、先住民族が住むこの北海道をどういう社会にしていくのがいいか一緒にコーヒーでも飲みながらお話ししましょう。

F : ほほほ そうですね、楽しみになってきました♪♪♪


今月末に第一弾のご報告が出来ればと思っていますよ^^♡
このプロジェクト、結構キテる 新しい流れを生み出す予感…!こんな わくわく 映画祭以来ですよ!楽しみですね!万事うまくいくことを願っています。

それでは スイ ウヌカアンロー!♡