2015年4月8日水曜日

ブログ−'Native Appropriations'の紹介

アイヌ・先住民族映画祭まで24日となりましたね!
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皆さん、こんにちは。今回のポストは私、ロスリン、が担当させて頂きます。

今日は私が気に入っているブログを紹介したいと思います。ブログの作者はアドリーネ・キーン(Adrienne Keene)というチェロキー族出身の学者です。彼女のブログは「Native Appropriations」で直訳すると「ネイティブの人たちの横領または流用」です。詳しく説明しますと、このブログは主に主流のメデイア、商品、団体などにあるアメリカの先住民たちの表象を問題視することです。

ブログのリンクはここです。


ブログのきっかけは2010年1月15日にある最初のポストに書いてあります。当時大学院生のアドリーネさんはハーバード大学の近くにあるアーバンアウトフィッターズという大手ファッション店に入って、多数のネイティブインディアンに関わるモチーフや商品に驚きました。例えばアラスカ先住民のモチーフが入っているブーツやトテムの形をしているジュエリースタンドなど。

 
(写真はここから。)

 
(写真はここから。)

ここで、彼女はよく苦労して多数派の白人社会に説明しようとしている内容を簡単に書きます。普通のアメリカ人はこういうネイティブインディアンのモチーフを持っている商品を気に入って購入することはどこが悪いのかは分かりません。むしろ、ネイティブインディアンの人たちを大事にして素敵だっと思っていて、いいんじゃないですかっと。アドリーネさんにとっては、こういう大量に生産された商品には本来の伝統的な意味を失い、尊い存在をしているものを軽く扱われている感じがします。自分に深い意味を持つモチーフは主流社会の手に入ると単なる「ネイティブ・テーマ」の商品というステレオタイプになります。その上、アメリカのネイティブインディアンの辛い歴史を知らずに、気軽にネイティブモチーフの入っている商品を日常的に使うことが彼女の民族に対する差別の現在形です。そもそも、これはネイティブの職人の手から作った物ではなく、工場で大量生産された商品です。

ごく近代的の出来事で、今のネイティブインディアンの両親や祖父母が子供のごろに無理矢理に寄宿学校に入れて、自分の伝統や文化は間違っていると教わって、自分の言葉を使うとお仕置きされました。アドリーネさんにとって、このいくつの世代を渡った長い迫害が単に「ネイティブ・テーマ」の商品は楽しめることによって、消すことはできません。

アーバンアウトフィッターズ以外に、ブログが批判した他の大手会社はアメリカンアパレル、ヴィクトリアズ・シークレットなど、そしてハローウィンになると、いつもネイティブインディアンガールをコスプレをする女性を、ジェンダーや民族の視点から分析し、問題化します。

現在、アドリーネさんはハーバード大学の教育学院から博士をとって、ブラウン大学で働いています。彼女の研究はインディアンの若者の大学経験でした。ブログを初めて、5年も立ちました。私にブログを教えてくれたのはコロンビア大学のモホーク族出身の教授でした。残念ながら、私はアドリーネさんに会ったことはないんですが、彼女の熱情はいつもブログを通して、伝わっています。時間があったら、そして英語を挑戦したかったら、是非ブログをご覧になってください。分からない所があったら、私に聞いてくださいね。


7 件のコメント:

  1. こんばんは。お邪魔します。
    彼女と彼女のブログは、過去に何度も取り上げて紹介したことがあります。
    こういうのは、アイヌ文化のappropriationsではないのでしょうか。
    http://sea.ap.teacup.com/nemuro_tourist/1041.html
    北海道新聞の記事⇒http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/553856.html

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  2. すみません。上の道新記事は読めなくなっているようです。
    代わりに、こういうのはどうでしょうか。
    http://www.tomamin.co.jp/20140513069
    https://fbcdn-sphotos-f-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xfp1/t1.0-9/10171073_304780113010187_1394479729527589990_n.jpg
    http://3.bp.blogspot.com/-pUENHG0h3kE/TqhYqPx9_CI/AAAAAAAAA74/bcXy3R62RTU/s1600/Photo+on+2011
    他にも、身近なところにたくさんありますよ。

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    1. Donさん
      コメントとリンク、ありがとうございます。

      私が紹介したブログはあくまでもチェロキー族出身のアドリーネさんがご自分の立場から見たご自分の文化、または彼女の先住民出身のお友達の文化の大企業やメディアによる流用です。アイヌ民族の状況に当てはまることは出来るかどうかは、とても判断できません。そもそも、アメリカ大陸と日本の歴史は違いますし、色々な政治問題を考慮しないと、簡単に比較することはできないと思います。それに、私はアイヌではないから、日本に使われたアイヌのモチーフやシンボルはアイヌの人たちにとって、どんな想いをさせるのかは分からないし、勝手に批判すると自分もアドリーネさんの言ったその流用の悪循環に入るしかないのです。もし、Donさんに頂いたリンクを見て嫌な気持ちになったアイヌの方がいらっしゃったら、アドリーネさんと似ているブログを始めたらいいかもしれませんね。私はできるのはただアイヌ文化を尊重し、海外の情報と海外の先住民との繋がりを提供し、アドバイスをすることだけです。

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  3. Roslynnさん

    返信ありがとうございました。リンクをたくさん貼るとスパム扱いになるかもしれないので、私のブログに載せていたものから引き出したほんの一部です。他には、北米先住民族の文化を"appropriate"しているレコードジャケットや自動車、スポーチチーム名などもあります。
    どう感じるかも大切ですが、「商品化」とカテゴライズされているように、主流社会や集団による搾取の客観的な事例を取り上げて論じることは大事だと思います。そうでないと、レッドスキンズの問題も、北米先住民の方々がどう感じるかであって、私たちには口を出せないということになるのかと思いますが。
    >嫌な気持ちになったアイヌの方がいらっしゃったら、アドリーネさんと似ているブログを始めたらいいかもしれませんね
    私も、そうできたらいいと思いますが、不快に感じながらも、ブログやツイッターなどというものを使いこなせない世代や人々であることもあります。そのような不快感を「発信」できない人も多いはずです。あなたたち若い世代の方々が、せっかくそういう問題を取り上げて提起しているのですから、日本でまだあまり問題視されたり、論じられていない感のあるcultural apporiationsへの関心をこれからももっと広げて下さい。Chisatoさんにも論じて欲しいですね。

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    1. Donさん
      コメントありがとうございます!
      はい、では時間を見つけて知的財産権等についてもお話ししたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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    2. For your study purpose, let me give you, your friends, and the visitors to this blog a free access to my blog posts below for 48 hours. Just type in APWI as the answer to the riddle.

      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20140331
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20140325/1395752332
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20140325/1395678040
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20140308/1394287471
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20130214/1360771718
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20130206/1360083376

      This is an extra.
      http://d.hatena.ne.jp/Don_Xuixote/20140117/1389891164

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  4. >知的財産権等についてもお話ししたいと思います。

    期待して待っているのですよ。

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